
今回はギャンブルにハマり、借金が増えてしまった30代男性の体験談です。
完済を目指すに当たって、まず現実的な返済計画を建てたそうです。
そして、計画の進捗と残りの返済額をチェックしながら着々と借金を減らしました。
私は30代の会社員です。
借金の原因はギャンブルです。
大学生の頃からパチンコ・パチスロにハマってしまい、アルバイトで稼いだお金を使いきっても、お金を借りて勝てば良いやと考えてしまい、キャッシングに手を出したのが原因です。
そのままズルズルとキャッシング→ギャンブルに使い込むを繰り返し、もう何処からも借りれない金額を借りてしまいました。
借金の総額は220万になりました。
借金が増えてしまった原因
反省点としてはキャッシング枠=自分の貯金と錯覚を起こしてしまっていたことで、ギャンブルに使ってお金が無くなる事への抵抗感が薄れていてしまっていた事です。
生活が苦しくなっても、返済日に手持ちが少なくなっても「また借りれば良いや」と甘い考えを持ってしまっていたので、自分が置かれている状況を正しく把握していなかった事は、今でも悔やまれます。
当時の心境としえてゃ総額が膨れる前迄は、月々の返済額もまだ少なく、「ボーナスや臨時収入があれば纏めて返せばいいや。」程度にしか考えていませんでした。
自分の借金の状況を認識
借り入れ額が多くなるにつれ、普段の返済もキツくなってきて、毎日常に新しい借り入れ先を探したり、返済金の工面の仕方等、起きている間はずっと借金の事を考えていました。
返済への取組については何処からも借りれなくなってしまって、初めて自分の置かれている状況が、余りにも異常だということを認識しました。
もうギャンブル依存症になってしまっていたので、まずはこれ以上一円も借りない決意をし、ギャンブル依存症相談を行いました。
家計簿の作成と返済計画を始める
依存症治療と平行して、家計簿を付け、本当に最低限の生活費以外全てを返済に充てれるように、計算を行いました。
そして、毎月10万円を最低金額とし、返済を行うようにしました。
返済期間は約3年、当時の月収25万円から月々10万円を返済していきました。
返済計画の進捗を確認
返済中の生活は最初はギャンブルがしたくて堪らなかったですが、その度に月々の利息額と完済までに掛かる利息合計額を確認して、欲を抑えるようにしました。
生活費に関しても、最低限とはいえ、めちゃくちゃ節約すると何処かで破綻してしまいそうな気がしたので、普通に食べ、たまに遊びに行く事が出来る位には設定していて、なるべくストレスがかからないようにしていました。
そして、毎月末に残りの借金総額と返済期間を計算して、確認を行うことで、「確実に減ってきている、返済まで頑張ろう」と自分に言い聞かせるようになりました。
完済後の生活を考える
借金が半分ほど減った頃には、ギャンブルをしたいという欲は無くなり、今まで無駄にした時間とお金に後悔しつつも、返済後のやりたいこと、買いたい物などを考えるなど、お金の事を考える内容が、返済初期よりも前向になっていました。
遂に返済が完了した時は、ささやかなお祝いとして、新しい財布を買い、この財布を見るたびに返済の苦労を思い出す様にした事で、完済後~現在まで新たな借金は発生しておらず、身の丈に合った生活が送れています。
状況の把握と現実的な返済計画
返済を行うアドバイスとしては計画がある借金は問題無いとは思いますが、無計画に増えてしまった借金は、まず現状の把握をキチンと行う事が大切だと思います。
何となくの返済では、中々総額は減らないと思うので、最初にしっかりとした返済計画を立てる事が重要だと今でも思います。
ただし、無理をしての返済計画は途中で挫折する可能性があるので、ご自身で無理そうなら信頼出来る人と相談しながら行う事も良いと思います。
私自身でもどん底から抜け出せたので、良い未来を目指して頑張りましょう。