
今回は奨学金288万円を返済した女性の体験談です
大学に進学するにあたり家庭の事情もあり奨学金を利用しました
卒業後15年間の奨学金の返済がスタートしました、彼女は転職を機に一気に返済を加速させて完済しました
20代後半の専業主婦しています。
私は大学時代に奨学金を借りました。
その当時父親が、勤務先とトラブルがあり退職したため、実家を離れ私立大学に進学したかった私は奨学金を借りて進学することを選択しました。
毎月6万円×4年間、奨学金総額228万円
高校時代の成績と家庭環境から無利子での申請が通り、日本学生機構に288万円奨学金を借りました。
毎月6万円の4年分です。
母親も働いていたため仕送りをもらえたことと、自分のアルバイト代でなんとか生活ができ、これ以上借りることはありませんでした。
当時お金がなかったので、基本的に食事は自炊し、服などは安めのお店で買っていました。
私立の女子大生なのでまわりはブランド品を持っていましたが、私は買うことができず、惨めな気分をその当時感じていました。
卒業後、奨学金の返済がスタート
卒業後私は一般企業に就職し、奨学金の返済が始まりました。
この時期が一番お金に苦労しました。
毎月1万5千円×15年間
返済は毎月1万5千円の15年間です。
その当時手取りが毎月17万円で、母親からの仕送りは一切なくなり毎月の返済がとても苦しかったです。
もちろん生活費は自分で、貯金は一切できませんでした。
食事も朝はコーヒーだけ、お昼は玉子サンドかおにぎりを持参し、夜は1個15円のうどんをほぼ毎日食べていました。
経済的に苦しく転職を決意する
そんな生活が2年過ぎた頃、このまま買いたいものも買えず、貯金もできない生活が嫌になり転職を決意しました。
転職後年収が1.5倍になり、毎月の手取りは20万円、年2回のボーナスは基本給7ヶ月分となりました。
以前よりも生活は楽になり、少しづつですが毎月貯金もできるようになりました。
余裕ができたこともあり、早く奨学金を返済したいと思い、ボーナスを返済にあてることにしました。
15年間の予定を5年間で繰り上げ返済
ボーナスごとに繰り上げ返済をし、15年で返済予定だった奨学金を5年で返済することができました。
返済後はとても晴々とすっきりした気分になりました。
返済前は15年間も返済があるのかと毎月給料日に悲しい気持ちになりましたが、返済後は引かれるものがなくなり、次のボーナスは何を買おう?と嬉しい気持ちになりました。
私は奨学金があったからこそ、転職し年収もアップしました。
絶対早く返すという気持ちがあれば仕事も頑張れるしお金のありがたみも感じられます。
そして、無駄使いがなくなります。
目標と期限を決める
返すコツは返す期限の目標を持ち、着実にそれを実行することです。
給料が入ったら、あらかじめ決めておいた返済額を、先にあててしまうことです。
そうすれば先延ばしにせずにきっちり返済ができます。